飲食開業予算は「貯めてから」「借りてから」の違いとは?
開業をする際に、まず悩むところだと思います。
十分な貯金で自己資金として始める方もいれば、少ない手元資本で 可能な限り借り入れをして出店される方まで、それぞれの考えが あります。
ここでひとつシュミレーションをしてみます
手持資金:200万・・・今手元にあるお金です
仮に出店総費用:500万・・・物件取得費、改装費、運転資金等含む
●「貯めて」から開業
出店費用に300万ほど足りません。 単純に月々5万円の貯金とした場合、年間60万となり、 「5年」の年月がかかります。
●「借りて」から開業
必要な資金300万円を72ヶ月の分割払い、最初の1年間は金利のみの 支払い条件とすると、300万円を60回分割で月5万円。金利3%で 借り入れたとして当初月々7500円の計算となります。最初の1年間は 金利分だけの月々7500円の返済、2年目から元本含めたら月々57500円 となります。
「貯めて」「借りて」開業を比較してみますと 「貯めて」から開業の方はコツコツ月々5万円を貯めている間に 「借りて」から開業の方は、同額の支払いをしながら実際のお店を 経営することになります。
つまり、ほぼ同額のコストで、すぐに開業できるか、
5年後に開業するのかの選択と言えます
低金利の今、銀行に預金して増えた利息もATMの時間外利用料で 1年分なくなってしまうような時代です。
お金を借りるということは、時間を買うということでもあるのです。 なにか事をはじめるのに遅すぎることはありません。
誰しもお金を借りるのは不安や抵抗があるものです。 ただし、貯蓄額=返済額というなら融資を受ける決断が今の時代には 合っていると思います。
開業される方は自分に合うやり方をじっくり考えたいところです。 あなたはどちら派ですか?
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