「回転型」か「滞在型」かによって善し悪しが変わるその立地条件とは?
- E-テンポバンク
- 2016年5月21日
- 読了時間: 2分
飲食店には、大きく分けて 客単価が低くて多くの客数が必要な
「回転型」の店と、
客単価が高く客数が少なくて経営が成り立つ
「滞在型」の2種類ある
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仮に、1日10万円の売上が必要な店だとします。 ラーメン店の場合、客単価が800円だとすると、10万円の売上を上げるのに 125人の客数が必要です。
一方、焼肉店客単価が4,000円だと、10万円の売上を上げるのに、 25人の客数があればよいことになります。
1日に125人の客数が必要な店と、25人で成り立つ店とを、立地の善し悪しを 判断する時に同列に比較していたのが、今までの立地論です。
居抜き物件は、回転型の店で失敗したケースが多く見受けられます。 ラーメン店、うどん店、カレー店、テイクアウト店などのように、 客単価が低く、多くの客数がないと成り立たない店が居抜きとして出てくるのです。
そこで、回転型居抜き物件で成功する可能が高い事例として 居抜き開業しようとしている物件が、過去に回転型で失敗した店で 客単価の高い滞在型の店を開業しようとすれば、成功する可能性が高くなります。
先ほどのラーメン店と焼肉店の比較のように、1日に125人の客数が必要な店では うまくいかなかったとしても、1日25人なら可能かもしれません。
125人の客数に対しては、丁寧な接客ができなかったとしても、25人なら、手厚い 接客が活かせるかもしれません。
あるいは、同じ滞在型の店であったとしても、大手チェーン店が経営している場合は 本部経費を捻出するために、多くの客数がないと成り立たないかもしれませんが、 個人店であれば成功する可能性があります。
前の店もあなたがやろうとしている店が同じ回転型の場合には、 毎日数多くの客数が必要となるので、より慎重に立地の調査・確認が必要になります。
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