ラーメン店立地ポイント 〜住宅地〜
立地によってお客様のニーズも全く異なります。一口で住宅といってもそこに住む 人々の層によって、繁盛するお店の業態もまた変わってきます
そのような立地で求められるラーメン店とは、どのようなものでしょうか?
【勝負となるのは「地元のお客様」】
住宅地で繁盛するお店の業態は全く異なりますが、共通することもあります。 それは「お客様が来店するのはプライベートな時間である」ということです。地元のお客様
に愛されるようなお店になれるよう、積極的に関わる努力が必要となります。 客層の判断は商圏調査を行なって判断しましょう。
では、積極的に関わるような努力とはどのようなものなのでしょうか? もちろん必要以上に馴れ馴れしくする必要はありませんが、お客様の顔を覚えてあいさつをする、あるいは休日に地域の行事のお手伝いをするなど、、、
お店の存在がその地域にとってプラスであると感じてもらえるように努力しましょう。
営業スタイル 住宅街でうまくいくポイントは「ご飯をつくるのが面倒なときに、あそこに行こうと思い出してもらえるような存在」です。具体的には出前やお持ち帰りに対応するなどの工夫を行うのが良いでしょう。
店舗の規模とレイアウト
ファミリー層の来店も多く見込める住宅街では、テーブル席は必須といえるでしょう。
また、リラックスできる小上がり席も人気があります。通路幅を広くとってバリアフリー
などにも対応すると車椅子のお客様にとても喜ばれます。
もし、地方都市の場合は駐車場も何台かあるとより良いでしょう。車椅子などのお客様は
近所といえど、車を使って移動するかもしれないからです。
メニュー構成
女性や子供などの幅広い客層が予想される住宅街では、バラエティー感のあるメニューが
人気となる傾向があります。具体的にはスープに加えるタレのバリエーションを多くして
みたり、トッピングの種類を多くしてみたり、、、重要なことは「お客様が自分で選んだという感覚をもってもらえる」ようなメニュー構成を心がけることです。
また、カウンターに自家製の高菜漬けやしょうがなどを調味料などと一緒に置き入れ放題に することで何度も来ても楽しめるようなお店にすることができます。
オススメメニュー
平日での利用も多く見込める住宅街では、女性や子供をターゲットとした「健康志向の強い ラーメン」が好まれます。食材へのこだわりなどもメニューボードやメニュー表に一言添えるとお客様の心を鷲掴みにするポイントとなってきます。
宣伝方法
地域とのつながりが強い住宅地では、手渡しのチラシなどを作ることは効果的な宣伝方法と 言えます。ほかにも地域の慈善活動に参加することは、身近な存在として認識してもらうためには重要となってきます。
店頭はもちろん、広めに掃除をすることなど地域に貢献したいという姿勢は好印象を与えま
す。そういった細かいことからコツコツやってみましょう。
【住宅街で繁盛するラーメン店】
以上の内容が住宅街でのお客様が求めているラーメン店です。他の立地とは違って地域との つながりというものがかなり重要となってくることがわかります。
イベントなどに積極的に参加して、地域の人々から愛されるようなラーメン店をぜひつくってください。